僕は、「ろんぐさん」でいることをやめようと思う。
前々から違和感を感じていた。僕はどうして、魅力を感じられないのだろう。人に、"人間として"大事にされないのだろう。
何度も何度も傷ついて、終いには人と関わることが嫌になってきていた。傷つくぐらいなら、関わらなければいい。
それでもどこか僕は甘えてしまっていて、僕がおかしいだけなんだ、僕が我慢すればいいんだ・・・・・・と、涙を飲むことが多くなっていた。
この、今の人格は、僕が
苦労して作り上げたものだった。
僕は相手の警戒心を解くため、とにかく自虐を多用した。それでも、まともな人間ならば「一線は越えてこない」と信じていたからだ。
とにかく、僕はいろんな人に
「あっこいつダメなやつだ笑」と思ってもらう努力をしてしまっていた。特に僕が目上の存在であった場合、僕自身遠慮や、警戒をしてしまうから、僕は後輩などにはそう思わせないように、進んで肩を並べようとしたのだ。
昔は、それでよかった。バカにされてると思わないこともなかったけど、僕の思惑通りに付き合ってくれる人がたくさんいたから救われていた。
でも今は、そんな存在が身近にいない。僕は徐々に、
自分が間違っているのだろうか・・・・・・?と、自分を見失うようになっていった。
それが、
「"僕"が"僕"としてて生きていること」が、苦痛以外の何者でもないという発言につながっていくのだが。
僕と、「普通の人」との違いって、なんだろう。
僕はどうして、「どうでもいい人」になってしまったんだろう。
その答えをずっと探していた。僕は自分が間違っていないと、信じていたかったから。
僕は「僕らしく」いてもいいんだって、本当は思っていたかった。
みんな、僕を雑に扱ってくる。言葉の端々から「別にあなた自身に興味はないけど」という感情を感じる。
それはひとえに僕が、自虐でしか言葉を話せない人間であることは、よくわかっていた。でも、他に僕が持ちうる武器がなかったから、仕方なく縋っていた。
僕がモノを発さなくなれば、それはもう物言わぬ人形であり、ますます魅力がなくなり、興味を失われることは知っていたから。だったらまだ、バカにされてたほうがマシだと、信じていた。
いわゆる「イジられキャラ」として、みんなの気持ちいいサンドバッグであれることが、僕にできる処世術だと思っていた。
でも、もう限界なんだ。僕の心が耐えられない。
いつもいつも泣きそうになる。それでも、その傷を人に見せたところで誰も理解してくれやしないし、誰も癒やしてはくれない。
僕は努めて、気にしないで笑顔でいようと努めた。別に、みんな冗談で言ってるつもりって、わかってはいたから。
とくに僕は「疎外感」に非常に弱い。
僕は、この人の友達ではないんだろうなぁ、別に僕なんていてもいなくても変わんないんだろうなぁって、そう実感してしまう瞬間がとても、胸に突き刺さるのだ。
それはきっと、もともと僕が「孤独」をなんとかしようと動いていたせいかもしれない。孤独から逃げ出したいのに、孤独が不意に襲ってくる。
僕は努力して、仲良くなるためにはどうしたらいいか、警戒心を一秒でも早く解いてと頑張ったつもりだけど、全部逆効果になっている。
きっと、僕は生き方が下手くそなんだろうなぁ(笑)
まぁ、みんなが「言ってくること」って冗談だと頭ではわかっているよ。
僕だって冗談を武器にする人間だ。どういう感情で言ってるかは分からんでもない。
でも、そもそも「本気で思ってないこと」って、言葉にはでてこないと思うんだよ。
それに実際、本当の意味で僕に興味を持って、会って話したがってくれる人って、どれほどいると思う?
飲みましょうって誘って、興味を持ってくれる人って、一体どれほどいるのだ??例えばの話だけどさ。
薄々気づいてはいた。僕には、人間的な魅力がない。
自分が魅力的だと感じていた人格がそもそも、間違っていた。
だって、僕は普通じゃないから。そんなヤツの理想なんて、誰も興味を示してくれはしない。
人格だけじゃない。僕には「結果」もない。僕にしか持っていないモノがない。
みんなにはあるのに。僕はみんなと会って話したいのに。でも僕には「輝かしい個性」がなくて。僕が人の興味を引くキッカケがなくて。
なんで僕はこんなにも魅力がないのか。その答えがずっと分からなかった。
きっと、僕が間違ってたんだ。僕が信じて、縋ってきたモノそのものが間違いだったんだ。
僕が「僕らしい」と思ってたことそのものが、自分にも、皆にも、害のあるものだったんじゃないかなって。
実際、僕の考えが合ってるのか、間違っているのか、そもそも自分でどうこうできるのか、まだ分からない。
でも少なくとも「ろんぐさん」として扱われることが、僕にとって苦痛以外の何も与えないことに気づいてしまった。
もちろん、その、僕が作り上げた「個性」を好いてくれる人がいるのは知っている。
でも、その「個性」のどの部分が、皆にとって害なのだろうか。心当たりは確かにあるのだ。
表裏のない性格をしているせいで、人によって言葉を使い分けることができず、個性の全ての部分を人に見せてしまうのは悪癖だと思っているが、僕自身は裏がありそうな人が苦手だから、どうしたものかと考えてはいる。
であれば、自分の「個性」あるいは「人格」を変えるしかない。
大丈夫。過去に何度もやってきたことじゃないか。「僕らしさ」なんてもう既になくなってるんじゃないかな。
みんなにも、僕自身にも嫌われた「僕」なんて、なくたっていいじゃないか。いつまでも固執しなくても、良いじゃないか・・・・・・。
僕は、みんなの仲間になりたい。
僕は、友達としていたい。一緒に楽しめる仲間が欲しい。
でも、25年かけて作り上げた「僕」にはその資格がないようだ。
僕は普通の人として扱われたい。もう、どうしようもない、どうでもいいヤツとして扱われるのは、ゴメンだ・・・・・・。
人のせいには絶対にしない。僕が悪いんだ。
僕が変わらないから、いつまでも世界が変わらないんだ。
人に「そう」言わせるのは、紛れもない自分自身じゃないか。僕がみんなにそうさせて、僕が失敗したのに過ぎないんだ。
僕に「この人格」は、ほんとは向いていなかったんだ。本当の僕が、まだ自分の知らないどこかに、隠れているだけだ・・・・・・きっとね。
僕は、どう変わることができるのか、まだ分からないけど。
それでも僕は、変わらなくちゃ。一緒にいたい人になるために。そして、自分を守るために。
僕が僕であることが罪ならば、僕は僕でなくならなくてはならない。
せめて、僕の心の支えとなってくれる人が、現れるまでは。僕は例え一人でも、がんばっていかなきゃいけないんだ。もう僕は一人でやっていくと決めたんだ。傷ついて邪魔をされるぐらいなら自分なんて何回でも殺してやる。僕は僕が嫌いなんだ。つまらない話しかできない自分が、この上なく憎くて憎くて、死んでしまえばいいと思っているほどに嫌いなのだ。
抜け出さなくては。僕は生まれ変わらなくちゃ。少なくとも今の僕は、誰にも求められず、自分にすら求められず。いいところは何ひとつない。
ほんとに、何をどう変えればいいのかわからないけど、それでも僕は見つけなくちゃいけない。僕はもう、僕でいたくない。
でもそれは、必死に考えて、いろいろ試して、見つけるものなんだろう。それはみんながずっとずっと昔に、やってきたことなんだろう。
どうせ、あと5年で終わらせようと思っている命だ。今からどうこうしようと思っても間に合わないかも知れない。
それでも、「あぁ、やっぱ僕はダメだったんだな(笑)」って諦めがつくように、頑張りたいなって思ってる。僕は未練だけは残したくない。
僕はまだ、上手く生きていけると、ほんとは信じていたいから。
やれるだけやって、未練なく死にたいのだ。希望があるうちは、人間は死なない。
その希望を失った時、人は生きる気力をなくすのだ。そこで恐怖なんて、なくなるんだ。
その終わりの日が来るまで、僕はなるべく笑顔でいたい。夢と希望にあふれた顔を、ほんとはしていたい。
別にこんな話、ここで垂れ流す必要はないんだろうけど、決意表明として、ね。
僕は「自分の生み出したキャラクター」に押しつぶされてしまった。僕の器じゃ扱いきれない。
「僕にそんなに興味がない人たち」が見ているであろうtwitterでは、努めて僕の荒れ狂った心の内部に関しては見せないようにしてきた。
でも、僕のプライベートスペースであるこの日記でぐらい、タイムリーな話をしたいなって思っている。
僕は狂っている。僕は自らに狂わされた。
僕が変わる過程なんて、みんなは意識しなくてもいい。結果だけがついてくる。
僕はもう、僕でいられない。僕は「普通の人」に、なりたいんだ。